シフォンケーキ日和

「シフォンケーキをつくりたい」

一週間くらい前になんとなく思って以降、シフォンケーキをつくりたい欲が消えなくなってしまった。別に美味しいシフォンケーキを食べて感動したとか、何かの動画を観たとか全くそういうことはなくて、とても唐突に、なんの理由もなく欲が湧いてしまった。久しぶりの連休で時間があるし、自粛で出かけられないし、最近何も生み出してなかったからかもしれない。

ちなみに、シフォンケーキのざっくりしたレシピはこんな感じ

1. 卵黄と砂糖を混ぜる
2. 1にサラダ油と小麦粉を加えて混ぜる→卵黄生地
3. 卵白と砂糖でメレンゲをつくる
4. 卵黄生地にメレンゲを合わせる
5. 予熱したオーブンで焼く

いつもつくっている得意のシフォンケーキ!とかではなく、完全に初めての試みで、メレンゲをつくること自体初めて。YouTubeの動画を参考にして、シフォンケーキをつくってみることにした。

舐めてた。

スポンジケーキになってしまった。正直今までお菓子作りで失敗したことがなくて、難しいとか言われてるシフォンケーキも失敗するはずないとなぜか思っていた。なんでだろう…。シフォンケーキになれなかったスポンジケーキを食べながら調べてみると、よくある失敗としては、「底上げ(底が凹むこと)」「空洞(中が空っぽになる)」「焼き縮み(冷ます段階で縮む)」「腰折れ(やわらかすぎて胴がくびれる)」「膨らまない」らしい。

私の場合は「膨らまない」。原因としては、「メレンゲの泡立て不足」「卵黄生地と合わせるときにメレンゲの泡を潰している」「サラダ油に乳化剤が入っている」「テフロン加工された型を使っている」「オーブンの温度が低い」など。

  • 「メレンゲの泡立て不足」泡立て不足ではなく、泡立てすぎだったよう。卵白をただガツガツ泡立てればいいということではなく、こまかーい泡を丁寧に作る必要があったらしい。
  • 「生地と合わせるときにメレンゲの泡を潰している」メレンゲを固くしすぎたせいで、メレンゲと卵黄生地がなかなか混ざらず、混ぜ過ぎてしまっていた。
  • 「サラダ油に乳化剤が入っている」入ってた。
  • 「テフロン加工された型」そんな気がするけど、たぶんこれは無視できるな!と何故か思ったのでこのままいくことにした。バイト先の百均が一番近いけれど、そこに行くのが嫌だったのもある。だって休みだし!
  • 「オーブンの温度が低い」どうやら、家庭用のオーブンでは180度で予熱していても、庫内温度は140度ということもあるらしい。予熱完了後すぐに焼くのも良くない。本来生地をつくる前に予熱を始めるべきところ、生地ができてから予熱し始めてしまい、完了後すぐに焼き始めてしまっていた。庫内温度計というオーブン内に置く温度計を使うのがベストだけど、少し高めに予熱することで対処できるということだった。

明日も休みだから明日焼くか…と思いながら情報を集めたけれど、明日を待つ意味がわからなくなったので、衝動的に2回目を焼いた。

左:2回目 右:1回目

膨らんだけどなんか違う。

1回目より丁寧に泡だてたこともよかったし、生地との合わせ方もマシになったと思う。ただ、実は1回目とは違うレシピを使って、ベーキングパウダーやメレンゲを安定させるレモン汁も入れた。検証するなら条件をひとつひとつ変えるべきなんだろうけど、早く成功したい気持ちが勝った。というか、こんなに失敗続きになって検証しなきゃ行けなくなる予定じゃなかったんだよな〜!ちなみに2回目のときも絶対に成功するとしか思ってなかったので、メレンゲの工程とか写真撮ってない。

スポンジケーキ以上シフォンケーキ未満を食べながら、いろんなメレンゲ作成動画や生地を混ぜる動画を観まくり、腕の動きを研究した。あと、Instagramでシフォンケーキタグを漁って、失敗した写真とコメントを見てサンプルを増やした。

Instagramの検索履歴

さすがに夜中につくると同居している家族に迷惑だろうと思ったので、ベッドの中でイメトレしながら朝を待った。

無視していたサラダ油を変えてみることにした。朝から近くの元バイト先のセブンイレブンまで走り、パートのおばちゃんに顔を隠しながらサラダ油と卵を買った。ひとつのシフォンケーキに卵黄3個、卵白4個使っているので、10個入りの卵は一瞬でなくなってしまう。今まで使っていた上白糖をグラニュー糖に変えようかとも思ったけど、条件を変えすぎると上手く行ったときの理由がわからなくなってしまうのでやめた。

そして挑んだ3回目。

きっちーーーり計量して、メレンゲを心から丁寧に立て、人生で学んできたやさしさを総動員して混ぜた。オーブンを200度で予熱して焼き始めてから40分、ほぼ張り付くように見守っていた。成功したときのためにも工程写真を撮るつもりだったのに、集中しすぎて忘れていた。レシピは2回目のものと同じで、違うのは油の種類だけ。

見て!!!膨らんでる!!!今までの写真が無いのでこれがどれくらいなのかよく伝わらないと思うけれど、焼き上がり1回目は型の半分程度、2回目は7分目程度だったので、これはかなりいい。

シフォンケーキは萎み防止のために逆さにして冷ます。シフォンケーキの型の真ん中に筒があるのは、冷ますときにここを支柱にするためだそう。

そしてできたのがこちら!

底上げなし!焼き縮みなし!空洞なし!指で支えてあげないと立てないほどの柔らかさ!そして高さ!!!感動した。できなかったことをできるようになって嬉しい!という感覚を久しぶりに味わった気がする。

左から1回目、2回目、3回目

明らかに身長が伸びている。寄りの写真が無いので伝わらないけれど、しっとり具合やケーキの密度もけっこう違う。正直、サラダ油がそこまで関係しているとは思えない。生地が出来上がった時点であからさまにふんわり感が違ったので、メレンゲの立て方と合わせ方がほぼ全てな気がする。

今回、YouTubeでレシピや作成動画を探したり、Instagramでシフォンケーキに挑むための情報を集めたりできたのがとてもよかった。「さっくり混ぜる」とか「もったりするまで」とかいう表現が多いお菓子づくりで、実際の動きや生地の状態を見られるのは便利だし、迷いが無くなる。リッチな情報が多いと上達しやすいな。

まだ納得できていなくて、本当はもうひとつ焼こうとしていたのだけれど、早くも味に飽きそうなのでやめておいた。フレーバー付きのものもつくれるといい。飽きないようにしなくては続かない。

姉とのLINE。わかる。

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