こんにちは。年末、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、今年見た映画をまとめてみたいと思います。数えたら今年は101作見ていました。去年より20作くらい少ないけど、まあまあ見たなと思います。では、ベスト何本か出します。新旧問わず、今年見た映画のベストです。順不動。
『ザ・フライ』1986年
研究者がテレポート装置を発明するのですが、自分をテレポートさせるときにハエが混ざってしまい…という話です。ちょっとグロいところもあるのですが、そんなに警戒するほどでもないかな。ホラーなのかなと思いきや、びっくり怖いことはなく、とにかく話がめちゃくちゃ切ない。ちょっと怖いものを見たいけど話は穏やかな方が好み、という方に見て欲しい。めちゃくちゃ面白い…。
『鉄男』1989年
いやあああなんで今年まで見てなかったんだ???圧倒的星5!!!!超かっこいい映画!!!!体が鉄に侵されていくのですが、だんだん体が銀色になるとかそんなんじゃないんですよね。男根がドリルになる?とかいうやばい描写もあり、そこだけでも見てほしい。ほら、ちょっと気になってきたでしょ?
『汚れた血』1986年
ああああもう思い出しただけで泣きそう…。カラックスは全部いいけど、本作は本当にいい。セリフがな〜、やばいんよな〜…。カラックスの良さを語れるだけの語彙を持ち合わせてないことを悔やむ。こんなに鮮やかに心乱される青春映画は無い。
『サンセット大通り』1950年
サイレント映画からトーキーに切り替わる時代に、過去の栄光にしがみつく女優が主人公。ビリー・ワイルダーにハマるきっかけになった映画。ラストカットが絶品で、ソフトフォーカスで撮られたにじむような映像と主演のグロリア・スワンソンの表情。鳥肌もの。
『貞子VS伽椰子』2016年
「バケモンにはバケモンぶつけんだよ!」と言って、独自のバケモン物理学をやろうとしているおもろすぎるホラー映画。リングの貞子と、呪怨の伽椰子が戦うのですが、終わり方もそんなのアリなのかい!という感じで良い。いろんな意味で自由な映画。好きな映画を聞かれたときにわりとこれを答えることが多いです。本作をきっかけに白石晃士にハマりまくり、コワすぎシリーズなどを制覇することになりました。
『勝手に逃げろ/人生』1980年
オールタイムベスト!!!!!!!!!!めちゃくちゃかっこいい。編集も、写ってるものも、音も、なにもかも…。見終わってからしばらくずっとドキドキしてた覚え。フレームレート低めのスローモーションが多用されてるのですが、回転運動が組み合わされていて、かっこよすぎてクラクラした。映像・映画のおもしろさというものをこれでもかと見せつけられる最高な映画。
『イップ・マン 葉門』2010年
カンフー熱が再熱したのはイップマンのおかげというかせいというか…。シリーズ2作目の本作は、アクションの撮り方からストーリーのまとめ方、すべてにおいてとてもいい。その中でもなんといってもサモ・ハンとドニー・イェンの戦い!!!素晴らしいですねえ…。
…はい。あと3本くらい出したいのですが、多いかなと思ってちょっと外しておきます。載せたかったのは『ポリス・ストーリー 香港国際警察』『誰も知らない』『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』でした。以下は私が見た映画の今年のリストです。来年も映画ブームが続けば、これくらい見たりするのかもしれない。
それでは。
- 『マトリックス レザレクションズ』 ラナ・ウォシャウスキー 2021
- 『汚れた血』 レオス・カラックス 1986
- 『闇動画19』 2018
- 『ホーリー・モーターズ』 レオス・カラックス 2012
- 『鉄男』 塚本晋也 1989
- 『ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦』 ブレット・ケリー 2020
- 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』 ウェス・アンダーソン 2021
- 『霊幻道士』 リッキー・リュウ 1985
- 『回路』 黒沢清 2000
- 『リング』 中田秀夫 1998
- 『狂った野獣』 中島貞夫 1976
- 『ザ・フライ』 デヴィット・クローネンバーグ 1986
- 『コーヒー&シガレッツ』 ジム・ジャームッシュ 2003
- 『ナイト・オン・ザ・プラネット』 ジム・ジャームッシュ 1991
- 『ザ・バットマン』 マット・リーヴス 2022
- 『パターソン』 ジム・ジャームッシュ 2016
- 『パーマネント・バケーション』 ジム・ジャームッシュ 1980
- 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 ジム・ジャームッシュ 1984
- 『ダウン・バイ・ロー』 ジム・ジャームッシュ 1986
- 『ライフ・イズ・ビューティフル』 ロベルト・ベニーニ 1997
- 『女と男のいる鋪道』 ジャン=リュック・ゴダール 1962
- 『着信アリ』 三池崇史 2004
- 『ボーイ・ミーツ・ガール』 レオス・カラックス 1983
- 『ポーラX』 レオス・カラックス 1999
- 『ミステリー・トレイン』 ジム・ジャームッシュ 1989
- 『アネット』 レオス・カラックス 2022
- 『シェルブールの雨傘』 ジャック・ドゥミ 1963
- 『雨に唄えば』 ジーン・ケリー 1952
- 『巴里のアメリカ人』 ヴィンセント・ミネリ 1951
- 『ロシュフォールの恋人たち』 ジャック・ドゥミ 1966
- 『紳士は金髪がお好き』 ハワード・ホークス 1953
- 『ラ・ラ・ランド』 デイミアン・チャゼル 2016
- 『お熱いのがお好き』 ビリー・ワイルダー 1959
- 『サンセット大通り』 ビリー・ワイルダー1950
- 『情婦』 ビリー・ワイルダー 1957
- 『アパートの鍵貸します』 ビリー・ワイルダー 1960
- 『麗しのサブリナ』 ビリー・ワイルダー 1954
- 『バンド・ワゴン』 ヴィンセント・ミネリ 1953
- 『三十九夜』 アルフレッド・ヒッチコック 1935
- 『北北西に進路を取れ』 アルフレッド・ヒッチコック 1959
- 『鳥』 アルフレッド・ヒッチコック 1963
- 『ロスト・イン・トランスレーション』 ソフィア・コッポラ 2003
- 『女は女である』 ジャン=リュック・ゴダール 1961
- 『ファンタスティック・プラネット』 ローラン・トポール 1973
- 『囚われの女』 シャンタル・アケルマン 2000
- 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 デヴィッド・イェーツ 2018
- 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 デヴィッド・イェーツ 2022
- 『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』 シャンタル・アケルマン 1975
- 『シン・ウルトラマン』 樋口 真嗣 2022
- 『シェラ・デ・コブレの幽霊』 ジョセフ・ステファノ 1964
- 『ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 1956
- 『闇動画8』 2013
- 『音楽』 岩井澤健治 2019
- 『トップガン マーヴェリック』ジョセフ・コシンスキー 2022
- 『海街diary』 是枝裕和 2015
- 『誰も知らない』 是枝裕和 2004
- 『歩いても 歩いても』 是枝裕和 2007
- 『海よりもまだ深く』 是枝裕和 2016
- 『ベイビー・ブローカー』 是枝裕和 2022
- 『貞子vs伽椰子』 白石晃士 2016
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦』 白石晃士 2012
- 『人生スイッチ』 ダミアン・ジフロン 2014
- 『カルト』 白石晃士 2012
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊』 白石晃士 2012
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説』 白石晃士 2013
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん』 白石晃士 2012
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 新説・四谷怪談 お岩の呪い』 白石晃士 2013
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版』 白石晃士 2014
- 『オカルト』 白石晃士 2008
- 『カメラを止めるな!』 上田慎一郎 2017
- 『殺人ワークショップ』 白石晃士 2012
- 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章』 白石晃士 2015
- 『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』 白石晃士 2015
- 『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪』 白石晃士 2015
- 『炎のデス・ポリス』 ジョー・カーナハン 2021
- 『女神の継承』 バンジョン・ピサンタナクーン 2021
- 『春のソナタ』 エリック・ロメール 1989
- 『夏物語』 エリック・ロメール 1996
- 『恋の秋』 エリック・ロメール 1998
- 『冬物語』 エリック・ロメール 1992
- 『ブエノスアイレス』 ウォン・カーウァイ 1997
- 『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』 白石晃士 2022
- 『ブレット・トレイン』 デビッド・リーチ 2022
- 『勝手に逃げろ/人生』 ジャン・リュック・ゴダール 1980
- 『JLG/自画像』 ジャン・リュック・ゴダール 1995
- 『ゴダールのマリア』 ジャン・リュック・ゴダール 1984
- 『私、君、彼、彼女』 シャンタル・アケルマン 1974
- 『オルメイヤーの阿房宮』 シャンタル・アケルマン 2011
- 『背 吉増剛造×空間現代』 七里圭 2021
- 『すずめの戸締り』 新海誠 2022
- 『イングロリアス・バスターズ』 クエンティン・タランティーノ 2009
- 『ポリス・ストーリー 香港国際警察』 ジャッキー・チェン 1985
- 『イップ・マン 序章』 ウィルソン・イップ 2008
- 『イップ・マン 葉門』 ウィルソン・イップ 2010
- 『イップ・マン 継承』 ウィルソン・イップ 2015
- 『イップ・マン 完結』 ウィルソン・イップ 2019
- 『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』 マイケル・ベイ 2013
- 『イップ・マン外伝 マスターZ』 ユエン・ウーピン 2018
- 『ケイコ 目を澄ませて』 三宅唱 2022
- 『カンニング・モンキー/天中拳』 チェン・チー・ホワ 1978
- 『五福星』 サモ・ハン・キンポー 1984