詩が書けないならAe触ればいいじゃない!

こんにちは。

詩が書けないのでなぜか大学生ぶりにAfterEffectsを触って2Dアニメーションのチュートリアルをやったりしています。

みなさんはお元気ですか。

こんなのとか

詩が書けなくなって久しいです。詩集つくったりもしてたのですが、あのために書き下ろした詩は無いので、かれこれ2ヶ月近く何も書いてないと思います。書けなくなったのは詩を書くことが楽しくなくなっていることに気づいてしまったからです。雑誌に投稿するようになってからは締め切りがくるから嫌々書く、みたいになってきていて、昔みたいに自分のために書くことができなくなってしまっていました。できあがった詩そのものよりも書くための動機や書くプロセスの方が重要だったので、この状態はなんとも不健全というか、自分にとっては全く純粋な詩ではないというか。こんなことを考え始めて全く筆が進まなくなってしまいました。そもそも書きたい!と思うこと自体が全く無くなっていることにも気がついてしまい、悲しい気持ちです。まあ今までもスランプは何度もあったので、この先一切書かないなんてことはないとは思うのですが、詩を書いてない期間は自分が自分じゃないような気になってしまうのでつらいですね。何かつくってないと落ち着かない。

だからこんなのつくったりしてるわけです

このあいだ「いつも何してるの?」と聞かれて詰まってしまいました。映画見たり詩書いたりってよく答えてたのですが、最近はどちらもあんまりしていなくて、本当に何してるのかわからなくなってしまった。でもよく考えたらAppleMusicで音楽をディグってることがほとんどでした。日常の中で何かをしながらではなくて、音楽を聴くだけの時間っていうのがわりと発生しています。それは音楽が単純に好きだからなんですけど、この「好き」の度合いをやたらと気にしてしまっていたなと最近(今日!)気づきました。

2秒つくるのに40分とか平気でかかる

好きなことを仕事にしたい、好きなことに触れていたい。映画が好き、だけど監督はわからない。音楽も好き、だけどそんなに詳しくない。本が好き、だけどそんなに読まない。そんな感じで「だけど」と言って自分の好きを閉じ込めてしまっていました。でも、

好きなら好きって言えばいいのに。

って、なんか急に思いました。好きの程度なんて誰にもわからないし、誰にも測れない。好きなら詳しくなきゃいけないなんて幻想でしかなくて、知識がないことを恥じらう必要はどこにもないわけです。知らないことは調べればいいし、教えてもらえばいいだけ。好きなものはこれ!って言い切ってもいいわけです。

これからは胸張って好きなものは映画と音楽と本です!って言うぞ!

詩はそのうちまた。それでは。

レッドツェッペリンってバンドだったんだ

こんにちは。

9月に入って急に寒くなって、秋のやる気に怯えています。大好きな夏は終わってしまった。また来年まで楽しみに待つか…。今年の夏は全然暑くなかったな。東京が涼しいのか、今年が涼しいのかよくわからん。

最近は音楽熱が上がってます。8月はウォン・カーウァイ監督作品を見まくったりブルース・リーにハマったりして香港映画ブームだったのですが、今は音楽が来てます。高校生の頃にバンドを組んでいたのですが、それ以降ギターは1ヶ月に1回弾くか弾かないかくらいでした。で、最近思い立って久しぶりにスタジオに行ってみたらアンプつないで出す音が半端なく気持ちよくて。でかい音サイコーすぎか!?!?ってなりました。笑

エレキってアンプにつながないとあの「ジャーン!」っていうかっこいい音が出ななくて、生音だとアコギの半分くらいの音量で「しゃかしゃか…」くらいしか鳴らない。だからずっと生音でやってると自分が弾けてるのか弾けてないのかよくわからないんですが、アンプつないで初めてコードチェンジとかが高校生の頃よりマシになってたことに気づきました。

なんでもそうだけど、「ちょっとできるかも」って思い始めたくらいから途端に楽しくなってくるものだと思います。今までの楽器歴だと、ピアノもそれなり、吹奏楽でやってたファゴットもそれなり、和太鼓もそれなり、ギターもそれなり(以下)なのに「楽器やってるんです」だけで満足していたのが、練習したら上手くなることを実感できて、楽しくてしょうがなくなってしまいました。最近は週2くらいでスタジオに行ってます。笑 楽器上手くなりたいと思ったのは初めてかもしれない。ギターは狙った音を出すだけでも難しくて、絶対上手くならないと思ってたけど、ちゃんとやるとちゃんと鳴るし、練習すれば上手くなれる楽器なんだと気づきました。めちゃくちゃ当たり前のことを言っています。笑

中途半端な弦の押さえ方で適当にピッキングして誤魔化して圧倒的に1番足を引っ張っていたのに、当時は全然練習してなかった。メンバーには本当に迷惑をかけた。チョーキングとかプリングとか基本的なテクニック的な部分もガン無視して勘でやってました。本当にすみませんでした。みんなで音を合わせるのはもちろん最高に楽しかったけど、結局あのメンバーで集まるのが好きだっただけなんだよな。

2月くらいに見た『あの頃』って映画で「お前にFenderなんて10年はええんだよ!」みたいな台詞があって、グッサリきました。というのも、私はFenderのいいギターを持っているからです…。高校生の時のバイト代全て注ぎ込んだ白のストラトキャスター。ストラトキャスターはザ!エレキギター!って感じの形のギターです。本当はジャズマスターという形のギターが欲しかったんですが、楽器屋のお兄さんに「ジャズマスはネック(持つところ)が太くて弾きにくいから初めてはそんなにおすすめしないよ」って言われて、楽器屋さんが言うならそうなんだろうなと思ってストラトにしました。だから当初はそこまで気に入ってなかったのですが、改めて見ると超クールですね。FenderUSA製なんですけど、USAっていうのがまたなんかかっこよくないですか?(Japanとの差は知らん)しかも白!おしゃれー!!そんないい楽器なのにあんまり気に入ってなかったというのと錆びをとる概念がなくてメンテしたことなかったのですが、フレットとブリッジを半信半疑で磨いたら超綺麗になりました。蔑ろにしてきて本当にごめん。これからちゃんと大事にするからね…。

意味わからん画角でしか写真撮れない病

興味出てきたのでロックの歴史もちゃんと調べるか、と思っていろいろ調べてるんですが、レッドツェッペリンってバンドだったんですね。ギターめっちゃ上手い人の名前だと思ってた。ジミヘンみたいな。というかジミヘンのことそんな略して軽々しく呼べないので、ジミ・ヘンドリックスさんって呼ぶべきかもしれない。ツェッペリンがバンドってこと、スタジオに入ってFender持って練習してるくせに知らないのやばすぎなのかもしれないけれど、知らないものは知らない。ジミ・ヘンドリックスとジェフ・ベック被ってたし、Blowin’ In the Windボブ・ディランの曲だったことも初めて知った。てかボブ・ディランとボブ・マーリー被ってたわ。マーリーがレゲエの人ね…。知らないこと積極的に知らないって言って知ってる人に教えてもらいたい。まじでなーんにも知らないので、笑

ツェッペリンのベスト盤。
公式が全曲公開してるのやばいでしょ。

ロックのジャンルとしてグランジといえばニルヴァーナしか知らなかったけど、ソニック・ユースとかうバンドとかもいるらしい。知らねー。セックスピストルズパンクに分類されることも知らなかった。しかもピストルズって割と前のバンドなんですね、勝手に90年代のイメージだった。知らねー!

それなりでまあいいやと思っていたことをちょっと丁寧に学び直すのはいつやっても面白い。今年の初め頃に狂ったようにシフォンケーキ焼いてたときもそういえばそうだった。今のブームはこれ!みたいなものが割といつも明確にあるけれど、どれも続かないせいで専門分野的なものは一生できない気がします。ただ、どれも今そのときの自分にとっては新鮮で面白くて、そういう今これ!というものに素直に突っ込めるのもまあいいか〜と思ったりします。

たぶん繋がらないものは何もないし、というか繋がらなくてもいいし、好きなこと好きな時にやってればいいんだよなあ。熱しやすく冷めやすいからこそいろんなものを純粋に楽しめてるような気もする。続かないことを気にしてたけど、それもいいところだと思いたいな。詩をベースに、映画と本のブームが交互にきていたけれど、そこに音楽も加わってめっっっちゃめっっっちゃ楽しい。人生長くてよかった〜、いっぱい楽しめるじゃん〜って思える。笑 今日は何して遊ぼうかと毎日考えてる。たぶん音楽熱もそのうちおさまっていくので、3日後にはまた何か違うブームになってる可能性も多いにあります。

東京は涼しい。私が東京ってタイトルで音楽か詩か何かつくったとしても、涼しいしか言わないかもしれないな。